ブロックチェーン技術ブログ

ブロックチェーン技術専門企業、コンセンサス・ベイスの代表によるビットコインなど暗号通貨やブロックチェーン技術のブログ

A16Zのマーク・アンドリーセンがブロックチェイン技術をどう見ているか?

A16Zやマーク・アンドリーセンがブロックチェイン・テクノロジーをどう思っているか?の動画の紹介。

Netscapeの創業者として有名なマーク・アンドリーセンが率いる世界的にトップティアのVCであるAndreessen Horowitzが、ビットコインやブロックチェイン・テクノロジーをどう思っているのか?の動画が、わかりやすいのでご紹介。 個人的には、駐車場の例えが好きです。

M2M, IoTとブロックチェイン技術の未来を彼らはこう見ていて、100億円近く投資する予定と言っているわけです。

動画は2014年3月26日のもので、1年以上前のものです。(英語)


Bitcoin Fireside Chat with Marc Andreessen and ...

46分あるので、たとえのところだけ見たい人は以下よりどうぞ。

Bitcoin Fireside Chat with Marc Andreessen and Balaji Srinivasan - Coinsumm.it - YouTube

Gavinによるブロックサイズを大きくする計画と反対意見の募集

Gavin Andresen氏が、ビットコインのブロックサイズを大きくすることについてブログ記事を幾つか書くようです。

もちろんですが、ビットコインのスケーラビリティのお話です。

以下が、一つ目のブログ記事です。

なぜ、今後数年の間ブロックサイズが、1メガバイトであるのがベストのサイズであるのか?という主張をいくつかリストアップしていて、それ以外の議論がある場合、メールをして下さいと意見を募集しています。

Bitcoin Core 0.11にマイナーが1メガバイト以上のブロックを作ることを許すプルリクエストを送るそうで、今から一年よりちょっと早い時期にスタートする、との見解です。

I’m going to submit a pull request to the 0.11 release of Bitcoin Core that will allow miners to create blocks bigger than one megabyte, starting a little less than a year from now.

ホリエモンチャンネル出演ビットコイン動画9本まとめ

一年前の2014年5月にホリエモンチャンネルに出演させて頂いた時の動画まとめです。 ビットコイン研究家(!?)として、大石哲之さんと僕(志茂 博)がゲスト出演しています。

動画一覧

  1. ホリエモンのQ&A vol.246〜ビットコインに乗り遅れるな!!〜 - YouTube
  2. ホリエモンのQ&A vol.247〜必要とされるものは残る!?〜 - YouTube
  3. ホリエモンのQ&A vol.248〜お金って何だろう!?〜 - YouTube
  4. ホリエモンのQ&A vol.249〜お金は記号!?〜 - YouTube
  5. ホリエモンのQ&A vol.250〜ビットコインでシェア!?〜 - YouTube
  6. ホリエモンのQ&A vol.251〜ホリエモンがSONYを再建!?〜 - YouTube
  7. ホリエモンのQ&A vol.252〜負けない不動産投資!?〜 - YouTube
  8. ホリエモンのQ&A vol.253〜大手旅行会社は生き残れない!?〜 - YouTube
  9. ホリエモンのQ&A vol.254〜出世の基準!?〜 - YouTube

杉井さんリスト化ありがとうございます。 一年後にまとめて、公開…遅っ! > 自分

ファクトム(Factom)の情報 まとめ

ファクトム(factom)の情報をまとめました。

ファクトムの概要

ファクトム・ホワイトペーパーの日本語訳

Sato Tomoaki氏による日本語訳と思われます。

ファクトムのニュース

Factom勉強会のまとめ

ファクトム・ジャパンのサイト

ファクトム公式

関連用語

  • Bitcoinビットコイン
  • Blockchain, ブロックチェーン, ブロックチェイン
  • Factoid, ファクトイド
  • Entry Credit, エントリークレジット

Bitcoin Core 0.10.0の主な変更

Bitcoin Core version 0.10.0がリリースされました。

日本時間2015年2月16日です。 主な変更点を簡単にまとめます。

主な変更点

1. ヘッダー・ファースト同期

  • より早いブロックチェインの初期同期
  • 今までは、22G近い、bootstrap.dat をダウンロードして、同期に数日かかっていましたが、2014年12月時点で、27Mのブロックヘッダーを同期するだけでよくなります。(数時間で終わるかと試してみましたが、最新block heightまで1日程かかりました。)

これに伴い以下のRPCが追加、更新

  • getblockchaininfo
  • getpeerinfo
  • getchaintips

2. 動的トランザクション手数料計算

  • 手数料(fee)が、もうハードコードされておらず、デマンドによりスケールする

  • 新たな txconfirmtarget 設定

  • 統計用にdataディレクトリ以下に、fee_estimates.dat ができる

新しいコマンドラインオプション

  • -txconfirmtarget=n
  • -sendfeetransactions

手数料見積もりのための新しいRPCコマンド

  • estimatefee nblocks
  • estimatepriority nblocks

3. RPC アクセスコントロールの変更

-rpcallowip の仕様が変わったので注意です!

0.9.x 以前

-rpcallowip=192.168.1.* というワイルドカード形式

0.10.0

-rpcallowip=192.168.1.0/24 というマスク形式

4. REST インターフェイス

HTTP APIができた。 -rest フラグを利用。 以下のような感じでアクセス

http://localhost:8332/rest/block/HASH.EXT

ドキュメントは、 doc/REST-interface.md を参照

5. RPCサーバ「ウォームアップ」モード

  • RPCサーバが、早く開始される
  • ブロック・インデックスの読み込みなどの初期化前に

6. 署名セキュリティの向上

  • OpenSSLからlibsecp56k1に変更。
  • DERでない署名は禁止

7. ウォッチオンリー・ウォレットのサポート

8. コンセンサス・ライブラリ

  • コンセンサス・ライブラリを同梱
  • libbitcoinconsensus.so (Windowsの場合 .dll)
  • インターフェイスは、bitcoinconsensus.h で定義
  • bitcoinconsensus_verify_script: scriptのverify
  • bitcoinconsensus_version: APIのバージョンを返す

9. P2SHアドレス用のスタンダードScriptルールが緩和

  • isStandard()のルールが、P2SH redemption scriptのために削除
  • n-fo-m OR y

10. bitcoin-tx

11. マイニングと中継ポリシーの向上

  • アップデート時に、stratum mining プロトコルを利用している場合は問題ないが、プールにgetblocktemplate プロトコルを使っている場合は、注意

詳しくは、本家の説明を。

12. BIP 66: 署名用の厳格なDERエンコーディング

  • DER署名でないものを禁止

参考

公式情報

RippleのXRPやIOU購入に関する注意喚起

リップル、XRPやIOUに関する注意喚起です。

最近、日本のリップル周りで詐欺ではないか?という話を見聞きするので、注意喚起をします。

言いたいことを、手短に説明

  • XRP、IOUが何であるかとリスクを理解していないなら、購入をお勧めしません。
  • 現状の日本の業者から、IOUを買う場合は全て失っていい金額だけにしましょう。

ストレートに表現

もっとわかりやすくするために、個人的意見をストレートに表現します。 正確ではありませんが、知人であればこう言います。

  • XRPとIOUが何か、どんなリスクがあるか?理解していないなら、保持するな。
  • IOUは、全部失うリスクが高いから、どうしても持つなら全部失っていい金額にしとけ。

注意喚起の理由

以下を懸念しての注意喚起です。

  • 詐欺で騙される方が出ること
  • 業者の倒産や盗難や持ち逃げで資産を失う人がでること
  • 事件がニュースになり、一般の方に悪い印象のみ残ること

余談ですが、既に日本のリップル周りは海外で評判が悪いと聞いております。 日本に人を騙すようなことをしている会社がある、という話も聞いております。

IOUについての注意

  • 2015年2月現在、国内法(資金移動業)に従い、IOU発行の際に100%の信託保全をしている業者はないと聞いております。
  • つまり、その業者が潰れたり、持ち逃げした場合、あなたのIOUはゴミになります。

Ripple Labs社による注意喚起

日本語による公式声明

Ripple Forum • View topic - 公式声明 https://forum.ripple.com/viewtopic.php?f=24&t=7639

上記より引用です。

多くの日本の会社が、XRPは短期的に魅力ある投資としてリップルを広告していることを耳にしますが、XRPはそういう物ではないことを Ripple Labs がアドバイス致します。XRPはBTCなどのデジタル通貨とは大きく異なります。XRPは決済プロトコルにおける二つの重要な目的があります。1)セキュリティー、2)ブリッヂ通貨です。金融機関がリップルの規約を採用し使用することにより、XRPは長期間にわたりもっと価値のあるものに成長します。

英語による注意喚起

XRPとIOUのリスクについて

また時間がある時に、XRPとIOUの仕組みやリスクについて書きたいと思います。

IOUのリスクについて

少しだけざっくりと書くと

  • IOUは、お金を相手に預けた時に相手から頂く「借用書」に近いものです。(IOU = I owe you = あなたに貸しがある)。
  • 例えば、銀行にお金を預けた場合の通帳のようなもの、と言われます。銀行に行くと、記載の金額を通常、返してくれます。銀行が潰れても、預金の一部は返ってきます。
  • そもそも「IOUを買う」という表現は、少しおかしいです。お金を渡して、IOUと呼ばれる借用書をもらう、というのが実情に近いからです。
  • 本当に貸したお金を返してもらえるかどうかは、相手次第です。
  • なので、相手を信用できるかが非常に重要です。(信用できる分だけしか、預けない方がいい)
  • 銀行の場合、預金は法律や規制で守られている部分があります。
  • 銀行と違い、IOUの場合、何に守られているか不明です。(自分のお金はどのように守られているのか、各業者にご確認下さい。)
  • IOUは、誰でもすぐにサイト上でいくらでも発行できます。例えば、IOUの1億JPYは、誰にでも作れます。
  • つまり、オレコインを1億枚発行しました。1オレコイン、100円です! ということが可能です。(IOUをコインと言っていいものなのか、という議論はありますが。)
  • 価値の裏付けのないIOUを販売可能です。
  • 例えると、10万JPYと書いたメモ用紙(独自IOU)を売る、というようなことです。(通常は、価値がない。)

より詳しく知りたい方は、調べてみて下さい。

XRPとIOUとは何か?を知りたい方は、以下が参考になります。

Ripple - XRP と IOU - Qiita

大石さんのブログも参考になります。

業者の方へ

  • XRPとIOUのリスクをちゃんと説明しましょう
  • 預かった資産保全の仕方、方針を説明しましょう

購入を考えている方へ

  • XRPとIOUの購入、保持リスクを説明しない業者から買うはやめましょう

暗号通貨やRippleコミュニティの方々

  • 現在、規制がないのでユーザの資産を守ることが難しいですが、ユーザ保護する仕組みができるまでは、コミュニティでできることはコミュニティでやるのはどうでしょうか?
  • 健全なコミュニティ・エコシステムのため、注意喚起にご協力を

余談

Rippleは、ブロックチェーン・テクノロジーじゃない、というツッコミは現在受付けておりません。

なぜビットコインを知るべきか?

なぜビットコインを知るべきか? ビットコインを学ぶメリットをお伝えしたいと思います。

本ブログ初投稿、Bitcoin Advent Calendar一日目です。

Bitcoin Advent Calendar 2014 - Qiita

結論

結論から

  • インターネット登場以来の大きな変革期です。知らないと時代に乗り遅れます。

  • ビジネスや投資として非常にチャンス

  • [ビジネス] 様々な種類の暗号通貨ビジネスが出てきています
  • [投資] 投資リターンが大きい。ビットコインの値段で説明すると、数万倍。(1年で100倍など)。その他、暗号株(トークン)が沢山出てきておりチャンスです。
  • 逆に言うと大きな変革なので、知らないと破壊される方になります。

  • 僕がした失敗を皆さんにもして欲しくないので書きます。

  • ビットコインを新しい通貨と思って数ヶ月調べなかったのです。それ以上にイノベーションと気づいた時には、なぜもっと早く学ばなかったのかと後悔しました。オライリー本 Mastering Bitcoin の著者も同じミスをしたそうです。

知らなくていい人は、今後インターネットに関わらない人のみ。 その他の人は、嫌でも強制的に関わることになるので知らないわけにはいかないでしょう。

ビットコインの基礎知識

  • ビットコインとは、P2P型の暗号通貨です。今までの仮想通貨とは全く違うものです。
  • わかりやすくするためビットコインを知るべき、と書いていますが、正確にはブロックチェーン・テクノロジーとその関連技術です。
  • ビットコインは、ブロックチェーン・テクノロジーを使った一つのアプリに過ぎません。
  • 今は、Bitcoin 2.0と言われる技術やサービスが開発中という状況です。
  • 2014年Q3の時点で、ビットコイン関連企業へ350億円以上のVC投資が行われています。つまり、一流投資のプロ(Marc Andressen等)がそれだけのお金をつぎ込む位の変革が起きると考えているということです。
  • State of Bitcoin Q3 2014: Ecosystem Maturing Amid Price Pressure
  • 「1993年の頃のようだ」とよく表現されます。上記投資金額も1995年のインターネットへの投資額を超えているそうです。つまり、インターネットが出たきた時のインパクトと同じ位の変革が起きると言われています。

職業別の知るべき理由

エンジニア

  • 技術的に興味深いです。P2P、暗号技術、セキュリティ。銀行内部だったら非常に慎重に扱うお金のデータを、誰でも見られ、誰でも攻撃できるP2Pで管理していて未だに機能しているのですよ?
  • むしろインターネット系のエンジニアは知らないわけにはいかなくなります。
  • 技術者としての資金調達やお金の稼ぎ方が変わります。(トークンによるキャピタル・ゲイン)
  • Decentralized Application (DApp)や、Ethereumのブラウザ Mistのようなものがメジャーになる可能性があります。

起業家

  • ネット系ビジネスは、かなりの部分がビットコイン系技術に移行すると予想されます。新しいビジネスが多く出ています。
  • つまり、今のほとんどのビジネスは破壊される側になりますので、何がどう変わるのかとその対策を考えるのに必要でしょう。
  • ビジネスのルールが変わります。コミュニティ・サイトのインセンティブはトークンを利用することが多くなるでしょう。
  • 中間業者は要らなくなる場合が多いでしょう。(Open Bazaar)

投資家

  • 現在のVCや株式市場は破壊されるでしょう。世界中のシード期の株を既に買える状態になっています。
  • 20年以来の大変革なので、投資家にとっては大きなチャンスです。シード期から買えるクラウドセールが頻繁に起きています。

政治家

  • 国際競争力をつけるため、グーグル、Facebookのような企業を生み出すには早めの対処が必要です。

法律家

  • 契約や法をプログラミングする時代になります。
  • 契約をプログラミングできるようになっておくといいと思います。

哲学者

  • 社会システムが変革されます。(資本主義、株式会社など)
  • ビットコインのカンファレンスでは哲学者がよく出てくる位です。

これから起こる変革リスト

インターネットが商業化した20年前以来の革命が起きると考えられています。

  • 今後のインターネット・ビジネスは、かなりの部分ビットコイン系の技術(ブロックチェーン型)に変わっていくと予想される
  • 銀行のビジネスが変革される (Ripple/Stellar)
  • 証券取引所が変革される (Medici)
  • Kickstarter的なクラウドファンディングが変わる (Swarm, Koinify)
  • 株式会社が変革される (DACへ移行)
  • 契約が変わる (プログラミングできる契約: Smart Contract。実装はEthereum/Codiusなど)

上記だけだと意味がわからないと思いますので、時間がある時に具体例を用いてブログ記事にしたいと思います。

もう起きた変革リスト

  • VCとスタートアップ・エコシステムの変革
  • 株式会社からDAC
  • 従来のIPOが破壊され、起業前からIPOしてexitするということが起きています。

終わりに

ここまで非常に大雑把になぜビットコインの関連技術について学ぶべきかを書いてきました。 個人的には、インターネットが出てきた時よりも大きな変革が起きると考えています。

上記は一般的に言われていることをメインに書きましたが、それ以外に沢山の変革が起きるでしょう。

よろしければ、暗号通貨の技術ユーザ会へどうぞ。 Cryptocurrency Tech Japan: 日本暗号通貨技術の会

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